県美展へ。今日が最終日のせいか、結構お客さんがいた。午後3時をまわると搬出の人でごった返しゆっくり眺められないので、今日はお昼くらいに出かける。
残念ながら私の絵は選外だったが、そうなると入選作品を眺める目にも普段とは違う気合がこもる。展示されている絵、やはりどれも重厚感のある念入りな作品ばかりだった。一通り眺めた後、受付に搬出票を出すと、係りの人が何故か声をひそめて「搬出…ですか?」 こっちも囁き声で「ハイ…」。女性に先導されて、会場の裏手へまわる。薄暗い階段を降りるとそこはやはり薄暗いガランとしたスペースで、「県北」「県南」といったようにエリア別に選外作品を仕分けして置いてあった。「えーっとドレかしら?」「あっコレですコレです」とうんしょ、と引き出す。ちょっと見せて、と云われるまま仏様を御覧頂く。係りの女性も美術関係みたいで、親切にアレコレ云ってくれた。「石仏って割に描く人が多いからね、他とは違う何か強いモノがないと審査員の目には止まらないのよね。お不動様ならば、もっと力強く、マチエールとかも研究してみたら良いかも知れない」 有難うございました。「車? なら裏口から出した方が便利だわね」とシャッターを開けてくれる。シャッターが上がるのを待ちながら、「表はみんないるから、ちょっと恥ずかしいですもんね」と私が云うと「イイエー、恥ずかしいなんてないわよ、みんな3~4回はこうして持って帰ってるんだから、アナタまだ若いんだし、これからよ。頑張ってね」 重ね重ね有難うございました。
車に積み入れた後、再び会場に取って返す。先程、知った人を見かけたので挨拶に行く。一人は完全に知っているが、もう一人、微妙な人がいた。私はその人の名前と顔を知ってるんだけど、先方はどうだろう? 私を知っているのか見覚えないのか、見当がつかない、そう云う微妙な距離感の相手。完全に知ってる方の人と話していたので、一緒くたに「コンニチワー」と挨拶すると、何てことだろう、安全牌の方が「えーっと…」などと云い出すじゃない! そんで微妙な方が「ホラ、プリさんだよ」って安全牌に教えている。 んもー!
微妙と安全牌が「どうだった?」と聞いて来るので「タッタ今、裏から絵を出したところです」と答えると、安全牌「う~ん、アンタの絵はいいと思うけどなァ~」「でも今日他の人の作品を見ると、やっぱり私のは弱々しいです。もっと強くしないと」 すかさず二人して「それはダメ!」と云われビックリ。
審査員は毎年毎年変わるんだから、今年の画風が来年も通用するなんてコトないんだよ。アンタはアンタが描きたいモノを描きたいように描き続ければ良いんだよ。その内、アンタと合う審査員が出て来るんだから、自分のタッチを変えてはダミだ!
そ、そうなの…?
更に「デッサンをやらなきゃ、とは思うんですけどね~、なかなか…」と云う私の発言に対しては「…オレはデッサンなんかやったことナイ!」と云い切られた。
自分の中で整理がつかないまま、会場すぐ傍の店でお昼を食べることにする。私はカルボナーラ、母はクリームコロッケ定食と定番だが、しんちゃんは「地鶏のタタキ丼定食」なるお品書を発見。私、初めて見たよ。旨かったらしい。
その後、昨日のTVで知った骨董市へ向かう。神社で行われてるらしいが、その神社付近は道が良く判らないのでしんちゃんに運転を代わってもらった。骨董市って、初めて行ったが不気味だった。どんな由来があるのか判らない古いものは少し怖かった。
境内ではお神楽。貴見城をやっていた。お話の筋は判らないが、お神楽のリズムにシンクロするのは日本人だからかな?
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